因みに、、、
来年はドイツレクイエムが初演されてから140年目にあたります。再来年がハイドン没後
200年ですから、ハイドンは再来年に取っておくのも一つの手ですね。
この様に、定期演奏会とは言え、プラスアルファを考える事も必要です。
来年はドイツレクイエムが初演されてから140年目にあたります。再来年がハイドン没後
200年ですから、ハイドンは再来年に取っておくのも一つの手ですね。
この様に、定期演奏会とは言え、プラスアルファを考える事も必要です。
又は、書いていない演奏形態は、不可能というのではなく、あくまでも演奏効果が
望めないと思われるという事です。今年の演奏会でお判りの様に、オーケストラ→
ピアノ伴奏への編曲は無理をしているという事です。必要な音は消され、音色の違
いもあまり無くなってしまう。おまけに編曲者によって、全く違った伴奏になってしまう。
あえて、ドイツレクイエムのピアノ伴奏版をあげたのは、ブラームス本人の手による
ピアノ伴奏(ロンドン版と呼ばれるもの)が存在するからです。これは、録音も存在
します。
定期演奏会の最終ステージに、ハイマートが演奏するにふさわしい曲と、その演奏形
態は次の様になるでしょう。
☆オーケストラ伴奏(オルガンを含む)
ドイツレクイエム、フォーレ・デュリュフレのレクイエム。→ソロはSop + Bar
ハイドンのミサ、真夜中のミサ→ソロはS+A+T+B
☆オルガン伴奏
フォーレ・デュリュフレのレクイエム
☆ピアノ伴奏
ドイツレクイエム(連弾かピアノ2台かはまだ不明)
☆無伴奏
バッハのモテット3番(6番辺りとカップリングが望ましい)
フォーレのレクイエムと類似点の多い曲ですが、こちらの方が難易度は高いですね。
確かあるレコードでは「怒りの日」が間違ったまま録音されてましたっけ、、、ハイマート
でも人気の高い曲で過去2回演奏をしています。私もバリトンソロで参加していますので
よく覚えています。オーケストラ伴奏2種類と、オルガン伴奏の合計3種類の楽譜が有り
ます。演奏効果は大オケ版が一番でしょう。
邦人曲やラッターに関して厳しい意見を書きましたので、不満に感じる方も多いでしょ
う。そういった方にお聞きしたい質問が有ります。スウェアリンジェン、ジェイガーといった
作曲家はご存知でしょうか?そして彼等の代表作は?おそらくこの質問に答えられる合
唱関係者は少ないでしょう。何故ならこの二人は吹奏楽の作曲家だからです。そして、
吹奏楽関係の方で、この二人を知らなければ、おそらくモグリ扱いを受けるのです。そ
れは最近の日本合唱界でラッターを知らないのと同様にです、しかし、ラッターは吹奏楽
関係の(音大出身の)指揮者にさえ知られていないのが現状です。
私は、邦人曲や、ラッターの様な曲を演奏会から締め出せと言う気持ちは有りません。
寧ろそうした曲は学生さん達の若い感性で取り上げられれば良いと思います。ただ、最
終ステージに持ってくる事は、ハイマートの定期演奏会らしくないなと思うのです。
以前、他の団の方が、ハイマートの定期演奏会最終ステージを聴き、「こういう曲が
出来るのはハイマートさんだけですね。羨ましいです」と仰っていた事、誇りに思ってく
ださい。
「ミサ・パンジェ・リングァ」。ジョスカン・デュ・プレの作品の中でも最高傑作の一つですね。
これもまた大合唱に不向きな曲です。タリススコラーズが8人で演奏してますね。こうした
曲は本来演奏される場所に対し、少人数で歌う事から、一人一人の声量や、テクニック
の高さが求められました。ところが、これを大人数で演奏する為には、一人一人の声量
を押さえなければなりません。その為、各々の声の艶は失われ、流れは滞ってしまうの
です。前に私の言った「透明感が無くなる」というのはそういう意味です。ヴィクトリアの
場合も同様です。判りやすく例えてみるなら、弦楽四重奏の曲を、各パート10名ずつ
で演奏した場合を考えて下さい。これは演奏会としては成り立ちません。
ではバッハはどうでしょうか。ある研究ではモテットが各声部を楽器にも演奏させて
いたと言われています。つまり一つの旋律を複数の音色で演奏する事を頭において
作曲されていると言う事ですね。こうした曲ならば、多少大きな合唱でも演奏可能と
言う事になります。実際にモテットを大きな合唱団で歌うようになったのは、19~20
世紀辺りの事のようですね。
混声五部合唱SATBBがメインですが、中にはSSAA+SATB+SATBの十二部に
なります。ソリスト無し(だったと思います)。
透明感が欲しい。よく大合唱でやってますが、少人数の方がもっと良いのになあと
いつも思います。絵に例えると水彩画のイメージですね。大合唱で歌うと、像がぼや
けてしまう。だから一人一人が声を抑えて出さなければいけない。
モテットの中でも特に有名な曲ですね。私も大好きな曲の一つです。女声が
増えている今、編成上、充分に考えられる曲です。
但し難しいですよ(^^)。なんせ、昔コンクールの課題曲にも選ばれてますか
ら!ソプラノだけが2部に分かれる混声五部合唱です。
問題点は、25分という演奏時間(多分これより短くなります)、学生指揮者の
曲の時間を良く考えないと、あっという間に定期演奏会が終わってしまう可能性
も、、、ソリストの先生一人も呼ばない事になるけど良いのかな?(財政的には
有り難い、、、)。後、曲の終わり方が地味だから、アンコール曲を明るくする事
忘れないように!
この曲は男声合唱の方が好ましく思われます。曲の持つ原始的な響きは
どうも女声に不似合いな気がするのです。
邦人曲で、ハイマートの最終ステージにふさわしい曲をあげるのは難しい
事のように思われます。それだけの曲は無いと言っても良い様にさえ思えま
す。どのような曲を持って来ても、もはや他の団と全く変わらない、特徴の無
い合唱団の演奏会に見えて来るからです。以前にも言いましたが、今、日本
の合唱曲は流行曲と同じ扱いですね。消費されるものであり、ある日突然、
「古い」の一言で歌われなくなり、忘れ去られる。「岬の墓」や「コタンの歌」「光
る砂漠」などを今の合唱団のどれだけの人が知っているでしょう?
アマチュア合唱団の好む曲のパターンは、プロの目から見れば奇妙に映る
事も知っておいて下さい。邦人合唱曲でも名曲に入る「水のいのち」の「川」、
あれさえも、あるピアニストに言わせれば「未解決の和音をダラダラ続けてい
て、変」の一言でした。最近よく演奏されるラッターの曲さえプロは評価はして
いません。(CDはラッターの振っていたケンブリッジの演奏がメインですね。)
何十年か経った後に、「ああ、この時はこんな名曲を歌ってるんだな」と思
われるか、「この最終ステージの曲、何だろ?」と思われるかを考えた場合、
どうしても慎重に曲を選ばざるをえないのです。
大曲ですね。いつか振って見たい曲の一つです。ただ、定期演奏会に持ってくるには
二つしか方法が無いですね。一つは全曲演奏会にしてしまう。昔CCDが「マタイ受難
曲」をやったように。でもこれでは学生指揮者が出番がなくなってしまう。だからよほど
特別な定期演奏会に限られる。もう一つは、抜粋で行う。ハイマートの初期に何度か
行ってますが、今の様に大人数になってからは無いですね。やはりもったいない気が
するからでしょうか。
こうした演奏時間の長い曲でも、ハイマートがいつかは取り上げて欲しい曲が幾つ
かあります。バッハでしたら「マタイ」「ヨハネ」の両受難曲、「クリスマスオラトリオ」「ロ
短調ミサ曲」を、ヘンデルの「メサイヤ」、ハイドンのオラトリオ「天地創造」「四季」、
メンデルスゾーンの「エリア」などがそうです。これらは前述のように、特別な演奏会
に絞って取り上げられるべきでしょう。
モーツァルトの「ハ短調ミサ曲」やベートーヴェンの「荘厳ミサ曲」、ブラームスの
「ドイツレクイエム」なども長いですが、「ハ短調ミサ曲」は過去2回、「ドイツレクイエ
ム」は過去1回(ただしカット有り)演奏されていますので、定期演奏会に無理な曲
では有りません。厳密に言えば定期演奏会の頃はアドヴァントに入ってますから、
レクイエムは好ましくは有りません。でも日本の合唱団事情からこれは大目に見ら
れます。
名前を挙げたので、ちょっと一言。演奏時間は35~40分程度ですが、中々の名曲です。
ただ、ソリストと合唱の比率がほぼ同じの為か、余り日本では合唱団が取り上げない様
です。(バッハのマニフィカートやカンタータなどもそうですね)正直な話もったいないかな
と思っています。
ブラームスの「ドイツレクイエム」はどうも2台のピアノのようですね。一応、日本でも楽譜
は出ています。また、フォーレの「レクイエム」のオルガン伴奏版の楽譜も出ているようで
す(これは原典版ではないようです)。他にもオルガン伴奏楽譜が出ているのはシューベ
ルトのト長調ミサ、サンサーンスの「クリスマスオラトリオ」、ドボルジャークの「ニ長調ミサ」
等のようです。
弁解しておきますが、ルネサンスものや、バロックの初期のものを避けているのは
嫌いだからではありません、例えば、「教皇マルチェルスのミサ」や、ラッソの「聖ペ
テロの後悔」などは好きですし、振ってみたい曲です。ただし、高度なテクニックを
持った30人程度までの合唱でならという条件が付きます。各パートが4人までがベ
ストでしょう。ヴィクトリアや、ジョスカン・デュ・プレなどはそういった曲ですし、個人
的な意見を言えば、ピツェッティも時代は違えど、同じ様に思えます。いや、シュッツ
でさえも、ハイマートの人数で歌うのは暴挙かもしれません。ハイマートと言う大編成
の合唱団で歌っても、その曲の良さが無くなることのない曲を考えなければならない
と思うのです。
最近日本でも刊行されましたが、4手によるピアノ伴奏版が作曲者本人によって作られて
います。オーケストラ版(オルガンを含む)の演奏はスケールが大きく、感動を呼ぶもの
となりますが、ピアノ伴奏の方も、中々透明感の有るものらしいです。また、連弾なのか
2台のピアノを使用するのかは、まだ楽譜を見ていないので判りませんが、2台のピアノ
となると会場のピアノ事情も問題です。
名曲ですが、大人数の合唱団には向かなかったのでは?タリススコラーズの録音でも
1パート2名程度だったと思います。バロックの前期やルネサンス期の合唱曲全般に
言える事ですが、大人数では、その透明感が失われやすく、できる限り少人数の技術
的にも高い合唱団に適しています。本来ならばバッハも少人数で演奏された筈ですが
本人としては人数が多い方が好ましいとも言ってますので、ハイマートでも演奏可能な
訳です。
モーツァルトのレクイエム、ベートーヴェンのハ長調ミサ曲と、楽譜選びから難しい
曲が続きましたので、来年はせめて楽譜を迷わなくても良い選曲にして欲しいもの
です。邦人曲も出来れば避けて欲しいですね。最終ステージに耐えられる曲は思い
あたりません。(他の合唱団との差別化を考えるとです)そろそろ入るはずの連絡
が楽しみですね。
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