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2009年3月 7日 (土)

どの様に?

さて今回、「戦時のミサ」を演奏するにあたって、どの様にアプローチするかと言う事について述べておきたいと思います。最近、研究が進み、演奏された当時、どの様な演奏をしていたかを考えた演奏が増えています。「ピリオド奏法」という言葉を聞いた事は有りますか?「19世紀以前のオーケストラにはヴィヴラートはかかっていなかったので、その様に演奏する」のが特徴の様です。正直な所、これには余り賛同しようとは思いませんが、ハイドンがどの様な音楽をイメージして楽譜にしたのかは考えてみるべきだと思います。

 まず、オーケストラのサイズですが、これはエステルハージ家のオーケストラ(13人編成)を考えると大きくとも20程度までだった筈です。ただし、ハイマートが100人の合唱であり、ホールが1000人程度のキャパである事から、30人程度のオーケストラが必要でしょう。(これは今回は問題無いですね。)

 次に発音ですが、時代と演奏場所から考えると、ドイツ式の発音であるべきです。以前、ベートーヴェンのハ長調ミサをイタリア式でと指示しましたが、あれは前期に明らかにイタリア式で発音させる指揮者が合同ステージを振る事が決定していたからです。昨年フランス式でも歌えたのですから、ドイツ式の方が遥かに楽でしょう。三ケ尻さんのミサ発音の教本でも、まだ多少問題点は有りますので、コツは書いて行くつもりです。

 発声ですが、日本人だからという考えはしないで下さい。よく「西洋人の咽喉は強いから真似してはいけない」と言いますが、実際、向こうのオペラハウスでは「日本人の方が声のコンディションが常に安定している」などと言われたりもするのです。声を潰す代名詞の様に言われるヴァーグナーの楽劇でも向こうで歌ってる日本人が結構います。寧ろ、ハイドンの合唱を歌ったのはアマチュアでは無かった事を念頭に置いて下さい。しっかり発声練習しておいて下さいね。

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